正社員登用ありという求人広告がある場合、いずれ正社員として働きたいと思っている人にとっては、魅力的に映るかもしれません。
しかし、そうした求人に応募する場合には、注意点があります。
最初から正社員としてやっていく自信がないので、とりあえずアルバイトやパートで入社しようと考えるとします。
しかし、社内登用の場合には、社内で正社員として登用されることを希望するすべての非正社員がライバルになってしまうため、正社員求人で応募するよりも高い求人倍率になる可能性が高くなるケースもありえます。
そのため、正社員として採用しても大丈夫、と思われるくらいに入念に面接の準備をしておきましょう。
また、「正社員登用あり」という求人広告でも、その制度が実際に機能していないこともあります。
そのため、もし正社員登用ありの求人に応募する時には、実際に正社員登用された人が過去にどれぐらいいるのか、またどのぐらいの頻度で正社員登用を行なっているのかを聞いてみると良いでしょう。
もしはっきりした答えが得られないようなら、実際には制度が機能していない可能性があります。
ただし、正社員の選考基準や採用試験についての情報を公開していないケースもありますので、本当の情報を得ることは実際に入社してみないと難しいでしょう。スムーズに正社員に昇格したいのなら、正社員登用がある仕事の実態を下調べしておくことをおすすめします。
いずれにしても、実際に正社員登用制度が機能している企業なら、この企業で働きたいというアピールになりますので、面接時に積極的に質問してみるのは良いことです。もし、パートやアルバイトから正社員になった人がいれば、そうした人から話を聞いてみるという方法もあります。